カッパの登竜門プロジェクト「Kappa-One」で評価の高かった石持浅海の『アイルランドの薔薇』が早くも文庫化されたので読んでみました。
いわゆる「嵐の山荘」モノなんですが、そういうクローズドサークルの構築方法が(ぼくの不勉強もあるんでしょうけど)斬新。
登場人物たちのキャラクタ付けもしっかり(ある意味類型的なんだけど)していて、サクサク読めました。
フジの挙動について超人離れしているとかいう指摘もあるようですが、名探偵はあんな感じでいいと思いますよ(笑)
まぁ難をあげるとすれば各章のタイトルがそっけなさ過ぎることかな(^^;
とりあえず石持作品を追っかけて行きたいと思います。
取り急ぎは『月の扉』だな。