諸般の事情でテンション低く参加していました。
やっぱり万全の体制で挑まないといけないなと思いました。
という個人的なところはともかくとして、各セッションについてざっと感想とか。
基調講演
HHKの和田先生の講演。
ある意味、Heavyweightな言語やVM上LLなどが参画し、どこからどこまでがLLなのか?というのが分かりにくくなった今年のLLイベントを象徴する総論だったのかも。若輩者のぼくには分からないことだらけ。やはりLISPは通るべき道なのかしらん。
binaryhackとかいうレベルを超えたhardhack(これはぼくが勝手に今定義した)の体現者としてのダ・ヴィンチを引き合いに出しておられたが、どうしても物理層よりも抽象的なソフトウェアのレイヤーが脚光を浴びがちな現在においても、そういったハードウェアのハッカーが多くいるのかもとか考えたり。
トランジスタもおそらく無い時代の物理計算機をひきあいにだし「ハッカーとはわざわざ面倒なことをするひとなのか」と言っていた質問者はどうかしているんじゃないかな。
Language Update
Rubyの発表にまんまとだまされたぼくは負け組です。
いいなーと思った機能とかは基本的にダウトでした orz
新登場の言語もいくつかあったんですが、ぐぐっとくるものはなかったかなぁ。
オレ様言語の作り方
Ruby、なでしこ、xtal、Sukuna、crowbar/Diksamといったプログラム言語・処理系の作者によるパネルディスカッション。
実務的に使えるかもと思ったのは「なでしこ」。
ぼく個人も今までスルーしていたわけですが、同じように今回の講演で琴線に触れたひとも少なくなかったのか、基本的に質問はなでしこに集中していました。
個人のパーソナリティでぶっとんでいたのはxtalの石橋さん。ある意味「全部入り」の言語仕様もさることながら、てんぱっていたのか、天然なのか分からないテンションのトークに会場は大盛り上がり。
Sukunaの小原さんがBrainf*ckのコードから言語作りに手をかけたというのを聞いて、ちょっと興味も。
しかし、どう考えても「車輪の再発明」っていうよりも「パンドラの箱」のような(^^;
VM魂
今回一番注目していたセッション。
というのも、今の職場で一番仕事に直結する可能性が高いからだったり。
基本的にJVM言語でしたが、MSの荒井さんが紹介したIronPython/IronRubyといったDLR on CLRの言語群の将来構想には会場から驚嘆の声が。
質問にもあがっていたけどSilverLightでクライアント側、サーバ側もASP.NETなどで同じ言語で制御できるのが果たしていいことなのかどうなのかというのはTech・edでも注目していきたいテーマです。
ある意味、オレ様言語をさくっと作れるのはCLR上なのかもしれません。
(DSL定義については一応ツールがあるぐらいだし)
キミならどう書く ~プレゼンソフトを作る~
全般的にオーサリングは度外視されていました(^^;
id:amachangのツールは公開されたら使ってみたいなと思います。
あと、GaucheのあのツールのLingr接続機能はプレゼンの新境地でしたね。
Lighting Talk
Alinous-Core、イメージファイト、Tenjin、ja.doukaku.orzもといja.doukaku.orgがよかったかな。
やっぱり4分は短いかも。
総括
途中舟をこぐこともありましたが、まぁ10時間の長丁場を結構楽しめました。
会場の構成上、階段が一箇所に集中していることとか、休憩が思った以上に多すぎたことなどが気になりましたが、まぁそんな大きな問題ではなかったかと。
会場の空調も椅子も前回とは比べ物にならないぐらいによかったですし(笑)
ちなみに次回は2008年8月30日(土)になかのZEROでやるみたいです!!
ぼくの誕生日なんですが、まぁ何の阻害要素も無く参加できるでしょう(^^;
最後になりましたが、スタッフの方・発表者の皆様、お疲れ様でした!
ゆっくり休んでください。