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InternationalizationをI18Nと表記するようになった意外な発端。

ぼくが常駐している某IRCチャンネルでは「~したい」というと「~すればいいじゃない」とマリー・アントワネット調で反応するのが定石化しているのですが、たまたま今朝「nemu-」とローマ字のままいれたところ「nerebaiijanai」と反応が案の定返ってきました。
なんか異様に長いなぁと思い、I18nを範としてn11iと書いたわけですが、その際にこういう表記ってどういうところから生まれたんだろうと疑問に思ったわけです。

で、軽くググってみてもなかなか答えへの道筋が見つけれず、このままスルーしようかなぁと思っていたところ、そういえば「人力検索」を使えば誰か答えてくれるんじゃないかなとGME公開時に頂いた「はてなポイント」を有効活用させていただきました。

そうすると、id:sibazyunさんからさくっと回答を頂くことができました(^^;

頂いた回答を引用すると次のような感じです。

1985年ごろ、DECの Jan Scherpenhuizen という技術者がe-mailのアカウントを求めたところ、S12nというのをもらって、「名前が長いから最初の文字、文字数、最後の文字」にした、という説明を受けた。
これを気に入った彼が広めて、i18nという言い方がDEC(=Digital Equipment Corporation)内で広まった。
さらにunixのコミュニティを通じて、広まっていった。

1990年代には、「Localization (l10n), Europeanization (e13n), Japanization (j10n), Globalization (g11n)」などが広まった。

つまり(この説に拠れば)DECのシステム管理者がこの表現の発端になったということになります。

しかし、今でもそうですが、長い名前は文字数で切り詰めたり、イニシャルを使用したり、ニックネームで代替することが多いのに、このシステム管理者氏はどういうところでこのアイディアに辿りついたのでしょうね(^^;

まだまだ質問は続行中なので、ご存知の向きは是非ご回答くださいませ。

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会社のブログにプチ蘊蓄を書きました。よろしければ御覧ください。

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2006年09月30日 16:58に投稿されたエントリーのページです。

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